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2008年05月21日

●教育研修講演会~長野地区小児整形外科懇話会

整形外科の先生よりお誘いいただいて、たいそうな講演会を聴講させていただきました・・・といっても3月のことなのですが、やっと落ち着いてきましたのでレポートさせていただきます。

 題して  『先天性股関節脱臼の成立因子と予防について』 

京都大 学名誉教授であり、財団法人何とか研究所の理事長でもあると~ってもえらいおじじいさん(わざと間違えてみました。すみません!)の講演でした。

代表世話人の、かつてだっこリンくらぶだけのために講演してくださった、やはりおじじいさん先生より演題を指定されたので・・・と先生を横目でじろりと見ながら・・・専門外なのだそうですが、仕事で世界の発展途上国を見てきたり、場所柄先天性股関節脱臼の研究のメッカにいて予防啓蒙活動に関わってこられたので何とか話してみるという前置きから講演が始まりました。

先天性股関節脱臼の解説、歴史はだいたい代表世話人の先生のお話と同じでした。ただ、日本での発症率の減少については、戦後20年経過して日本が豊かになった1967年頃から減っている。 必ずしも乳児検診でのチェックやオムツの当て方や抱き方などの啓蒙だけではなく 日本が豊かになって母親の生活が変わったことによる自然減少的な部分もあると力説されていました。はは~ん。なるほど~。そして、大事なのは、予防である!!とも・・・

分娩出産時に異常分娩になると正常分娩にくらべて非常に脱臼する割合が高くなってしまうそうなのですが、

異常分娩は、胎児が子宮の中でしっかり運動して神経系・運動器系が発達していない場合に、

妊娠28~30週に上手に手とひざをたたみこんで頭位へ転換して落ち着けないので正常分娩になれない場合が多いそうです。

5のコピー 子や単殿位(お尻から出てくる)分娩は手と膝がたたみこまれていないので関節が伸びたまま産道を通り、関節が外れやすくなります。

6のコピー7のコピー
も ともと分娩時には関節が緩くなっている赤ちゃんにとって、手足が伸びている状態は非常に脱臼しやすい状態で、実際に脱臼してしまう割合が高い。

つまり、赤ちゃんがお母さんのおなかの中でしっかり動いて手足を曲げて丸まれれば正常に分娩できる可能性が高くなる。 

出産時に赤ち ゃんの股関節を守る一番の予防は正常分娩である!!ということだそうです。

(つづく・・・)